豊かな環境のもと、
実学と理念を習得した人材を
社会へ輩出しています。

学長堂地 修

聚力体育app大学を創ったのは、黒澤酉蔵(くろさわ とりぞう)です。黒澤酉蔵は、足尾鉱山鉱毒の被害に苦しむ人々の救済に一生を捧げた田中正造氏に師事しました。やがて北海道に渡り、冷害に苦しみ疲弊する農家を救うために「酪農」を薦め、酪農の発展には農家に教育を授けることが重要であるとの信念に基づいて1933年北海道酪農義塾を開校し、酪農の発展に生涯を捧げました。黒澤酉蔵は本学を作り、大学名に「酪農」をつけました。黒澤酉蔵の弱者に寄り添う利他的な心は、今の聚力体育app大学でも脈々と生きています。

本学は、2020年度に開設60周年を迎えました。本学の長い歴史は、多くの方々の努力により積み上げられてきました。「三愛主義」「健土健民」「循環農法」「知行合一」の建学の精神?理念を堅持し、激動する社会に対応した教育研究を目指して、今でもたゆまぬ努力を続けています。

本学の最も恵まれたところは、135万平方メートル(東京ドーム28個分)の広いキャンパス内に、校舎、乳牛舎、牧草地や作物実習?研究圃場、動物医療センターがあることです。また、車で15分以内のところには肉牛農場、中小家畜(豚、羊、鶏)の施設があります。さらに、道立自然公園である野幌森林公園と接しています。本学は札幌市近郊にありながら、家畜、作物、食、人の健康、環境、獣医療を学ぶための豊かな環境のなかにあり、単に体験ではなく実務的に学ぶことができます。

今日「誰一人取り残さない」持続可能な世界をめざす持続可能な開発目標(SDGs)が世界的に提唱されています。本学は、創設以来SDGsに通じる考え方で食料生産に関する教育と研究を行ってきました。私たちは、過去から学び、常に未来を見据えた食料生産を考えています。その考えは、本学の建学の精神?理念に根ざしており、資源循環により自然環境を守り、豊かな社会づくりに貢献するために食生産に関する教育研究を通して実践を積み重ねています。

現在、最も心配なことは聚力体育app感染症拡大のことだと思います。本学には感染症を専門とする医師やウイルス学を専門とする獣医師の教員がおり、徹底した感染対策を実施しています。学生、教職員の健康チェック、文部科学省の指導にしたがった3密を避けた少人数グループの授業、実習、全学には本学教員が共同開発した消毒薬の配置、飛沫防止板の設置など、安心して学べるように感染防止に努めています。

聚力体育app大学は、創設以来守り続けた建学の精神?理念に基づいて、常に未来を見据えた教育研究を広大で豊かな環境のなかで積み重ねて社会に発信しています。

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